携帯電話の料金を滞納していると、どのようなことになるでしょうか。督促状が来るまでは問題ないと言う人や、強制解除になるまで大丈夫といった情報があります。ブラックリストに入るので、滞納は危ないという人もいます。

実際の所どうなるのか大手キャリアの携帯料金滞納について調査してみました。

ドコモの料金を滞納するとどうなってしまうのか

ドコモの料金を滞納してしまうと、一月も経たないうちに回線停止になってしまい、最悪の場合は信用情報に長期延滞履歴が残ります。強制解約になってしまう場合もありますよ。もう少し詳しくドコモの滞納について説明していきます。

料金を滞納すると回線停止になってしまう?

ドコモの料金を口座振替にしている人が滞納するとします。振替日に残高不足で料金を支払えなくなると、ドコモから支払いを促すお知らせが来ます。どんな形でお知らせが来るのかというと、

  • ショートメール
  • ハガキ

親切にショートメールとハガキの二つの方法で、お知らせが送られてきます。このお知らせの中には次の振替日の日付と、二回目の振替日で引き落としが出来ないと回線停止になることが書かれています。

二回目の振替日にも引き落としが出来ないなら、数日後に利用停止予告書が送られてきます。この時に、すぐに支払いがコンビニやドコモショップで出来る振込用紙も同封されます。

それでも料金を支払わないでいると、回線停止になります。

ドコモの料金を60日以上滞納し続けるなら、強制解約されます。強制解約をされると滞納料金を後日全額支払っても回線は復旧しません。これまで使っていた携帯番号は無効になります。解約金を請求されることもあるので注意が必要です。

最悪の場合は長期延滞履歴が残るのか

ドコモの携帯料金を滞納すると、信用情報に傷が付くことがあります。実はドコモに支払う料金には、携帯電話を使った利用料金に加えて、端末の分割代金があります。

端末の分割代金はローン支払いと見なされます。ドコモに端末の分割料金を支払わないでいるなら、ローン未払いと見なされてしまうのです。

ローンを滞納している人は信用情報に、長期延滞履歴が残ってしまいます。信用情報に傷が付くと今後銀行からお金を借りることや、住宅ローンを組むときに不都合が生じます。いわばブラックリストに名前が載っている状態になってしまうのです。

ブラックリストに名前が載ってしまうと、他の携帯電話会社で携帯電話を分割で買うことが出来なくなります。この情報は最大で5年ほど保持されます。

ソフトバンクの料金を滞納すると恐ろしいことになる?

ソフトバンクはユーザーフレンドリーなイメージがあるので、少しくらい料金を滞納してもなんとかしてくれると思ってしまうかも知れません。実はソフトバンクの料金を滞納するのは恐いことなのです。どうしてなのか解説していきます。

料金を滞納すると訴えられることもある

ソフトバンク携帯の利用料金を口座引き落とし出来ないと、七日後に料金を再度支払ってくださいという通知が来ます。その通知には振込用紙が添付されていますから、最寄りのコンビニエンスストアなどで支払いが出来ます。

支払いの通知書には二回目の支払い期限日が書かれています。大抵引き落としが出来なかった日から14日後前後の日付です。

この支払期限までに振込みをしないなら、回線停止となります。回線停止後も料金を支払わないままにしていると、最初に引き落としが出来なかった日から、60日後か90日後に強制解約されてしまいます。

強制解約されてしまった人は、ソフトバンク携帯のサービスが利用出来なくなってしまいますよ。

覚えておきたいのは強制解約された人の情報は、携帯電話会社間で共有される点です。今後は他の携帯電話会社でも契約出来なくなる可能性があります。

また、ソフトバンクから督促状が送られてきて、裁判所に訴えられることもありますから注意してください。

ソフトバンクの回線停止について知っておきたいこと

回線停止を復旧させるには、滞納していた料金を支払わなくてはなりません。分割支払いが出来ることもありますから、前もって担当者に相談してください。

支払いは強制解約の前に、なんとか終わらせるように努力してください。振込用紙はソフトバンクショップでも使えます。

ソフトバンク携帯を使っている人は、My Softbankにログインしてクレジットカードで料金を支払うことも出来ます。クレジットカードによってはポイントを支払いに使えることもあるので、現金がないときには役立ちます。

滞納していた人は、支払う料金が通常の使用料より増えます。何が上乗せされるのでしょうか。

  • 払い込み処理手数料
  • 請求書発行手数料
  • 延滞利息

滞納したために送ってきた請求書の格好手数料と、払い込みを処理するための手数料が請求されます。これら二つの料金は300円ちょっとです。

そこに年利14.5パーセントの延滞利息が掛かってきます。この延滞利息は携帯電話の使用料金です。携帯電話の分割払いをしているなら、その分割代金に対して年利6パーセントの年利が掛かります。

ソフトバンクの回線停止期間中は、受信通話やショートメールの受信は出来ます。どちらも発信は出来ないので気を付けてください。

au未払いだとブラックリスト入りするってホント?

au未払いだとブラックリスト入りする可能性があります。生活費が苦しくてau料金を滞納してしまうと、どんな事が起きるのか説明します。

au未払いはブラックリストに入る可能性が高い?

auの携帯料金の未払いが続くと、最初に再度の支払いを促すショートメッセージとハガキが届きます。

このお知らせは支払いが出来なかったときから、10日後くらいに来ますよ。そのお知らせには次の支払期限が記されています。支払期限から10日前後経っても支払いをしていないと回線が停止となります。

もしクレジットカードで支払いをしていたなら、最初はクレジットカード会社からの督促が来ます。それでも滞納を続けていると最初にクレジットカードが利用停止となり、その後からauの督促が始まります。

回線停止になった一月後も料金が支払われていないと、契約解除の通知が来ます。すぐに契約が解除されるわけではなく、大体一月の猶予が与えられます。

引き続き料金が未払いの場合は強制解約されます。

ここまで来ると携帯電話間のブラックリストに名前が載り、他の携帯電話会社でも新規契約が出来ません。あくまでも滞納料金を全て支払わなくてはいけません。

携帯電話機の分割払いを三ヶ月以上滞納すると、信用情報機関のブラックリストに名前が載ります。そうすると新しいクレジットカードや、車のローンなどを作ることが出来なくなります。

回線はすぐに回復させられるのか

回線停止の状態であれば、すぐに回線を復活させられます。料金を支払ってから20分前後の時間で回線は復旧します。

一番早く回線を復旧させるには、クレジットカードで支払うことです。auの会員ページにログインして、クレジットカードで滞納料金を支払ってください。24時間受付してくれて最短で10分ほどで回線が復活します。

他にも送られてきた振込用紙を使って、auショップで支払うことが出来ます。復旧に掛かる時間は20分前後です。次に早いのがコンビニエンスストアで、30分くらいの時間が必要となります。

料金を支払うときに延滞利息として、年率6パーセントが追加されることを覚えておいてください。

携帯料金を滞納すると信用情報に傷が付きます。信用情報に傷が付くとクレジットカードが新たに作れなくなったり、高額商品をローンで買えなくなったりするので大変です。

携帯料金未払いになるような苦しい生活をしているなら、そこから抜け出すために出来ることをしていきましょうね。

お金がない時の解決方法